3年連続3度目、南国で迎える元旦。
日本が真冬なので、ここオーストラリアでは正反対の真夏になる。僕がいる西海岸の街では連日30℃は当たり前のように超え、体感温度は40℃を超える。北半球生まれの僕にはクリスマスはもとより、年末年始を実感することすら出来ない。笑
さて、まもなく2年近く過ごしてきたオーストラリアでの生活が終わる。よく聞く『自分探しの旅』ではなく『人生の再起動』というテーマを持って日本を2013年に飛び出したわけだけど、今考えても大正解だった。
「誰にでも人生には、再起動のチャンスがある」
と高城剛さんは言ったが、何もかもすぐに忘れてしまう僕が忘れもしない2012年5月4日。あの日を境に僕はこの人生の再起動の過程に入り、その過程がまもなく終わる。
考えなしに生きてきたこれまでと一変し、何がしたいのか、何が楽しいのか、どうなりたい(在りたい)のか…そんなことをただひたすらに考え続けた結果、本質的な自分というものを思い出す手がかりを掴んだ。
…とは言え、過去は消えるわけではないし、過去の出来事に対して生まれてくる後悔などの負の感情、その全てを美しく書き換えられたというわけではない。けれど、確実にそのプロセスには入った。
もう好きなこと以外はする必要ないと分かったし、しない。何が好きで、何をしたいか、どう在りたいか、なりたいかもハッキリとした。細々とした問題は今後も色々と起こるだろうけど、大きく道を迷うことも無ければ心惑わされることもない。
また、メインテーマではなかったけれど、この2年間の生活の中で得られた感覚的なモノも貴重だった。
旅行ではなく、長期で海外に住むことで、日本と物理的距離を置くことの大切さも実感し、テーマを持って外へ出ることの重要度も体感した。他にも日本語の節操の無さ・柔軟性という面白さを感じたり、個性(魅力)と国籍の無関係性を理解したり、自分を自分で気付き認めることの大切さを味わうことなどもあった。(旅行が好きではないと気付き、認められたのは個人的に大きなポイントだった)
また道中の早い段階でSNSをやめたのもよかった。どうでもいいことを気にしなくなったし、大して知りたくもない人の近況を知ったり、余計な人間関係に頭を悩まされることもなくなった。その全ての時間がムダだとは言わないけど、不自然に人間関係を維持することは、もはや今の僕には必要ない。
僕の時間を(相手の時間も)大切に使うためにも、冴えない人はいらない。
『不安定な時代、まずすべきは、資産よりも人間関係の整理』
と言われるのも頷ける。
本題に戻ろう。
これからは人生初の7ヵ年プロジェクトがスタートする。誰に言われるでもなく、自分が本当にやりたくて、本当になりたい自分になるための7年。自分で旗振りながら、自分に叱咤激励しながら進んでいく。
「一寸先は光」とは、これまた高城剛さんは言ったセリフだけれど、本当は「一寸先を照らす光が僕(あなた)」なんじゃないかなと思う。照明の当てられたステージに立ったことのある人は分かるだろうけど、ステージの上からはもちろん前は見えない。(実際にはあれは照らされているんだけど)
まあ、あんな感じで自分の人生という道を自分で照らしながら、一人ひとりが進んでいるんじゃないかなと。
また本題から外れてしまった…戻そう。笑
これからの7年、テーマはズバリ【健康✕デュアルライフ】。
「デュアル」と書いているけど、それが「トリプル」になるかもしれないし、「クアトロ」になるかもしれないけど、つまりはどこでも生きていける自分を作りあげること。インターネット・企業・国などに出来るだけ依存せず、生きていける自分を7年で作ることがこのテーマの本質。
具体的なことが決まっている部分もあれば、そうでない部分もあったりするんだけど、なにより過去最高にワクワクしている自分なのは確か。
「一寸先を照らす光があなた」
ということで、2016年も一緒に、健康的に、自分で照らしつつ、在りたい自分に向かって進んでいきましょう。
どうぞ、今年もよろしくおねがいします。
書店からしたらこんなに置き場に困る本もなかなかないと思うけどオススメ。笑