日本に生まれ、日本に住み続ける人は多いけど、これだけLCCなどが発達し、移動がどんどん簡単になっていく世界で、母国という理由以外であえて日本を選択するのはどんな理由があるだろうか。
これからの7年間でデュアルライフを目指す僕が、そのために現在進行形でどんなことを考えているかを【Dual Life】シリーズということで書き記していこうと思う。
さて、海外での生活をスタートするにあたって、まず考えるのは「どこに住むか」。言語や気候、治安、経済(仕事)、自然環境など、決めるにあたっての条件はいくつか存在し、人によりその優先順位は異なる。
北関東に生まれ、その後東京で10年ほど過ごした後、フィリピンのセブで3ヶ月語学留学、そしてオーストラリアの幾つかの都市・街で2年。この間に僕は自分の住みたい都市像を掴みつつある。ハッキリと感じるのは、自分が心地よく感じる街の”サイズ感”の存在。先に挙げた基準に加え、この「サイズ感」も僕にとって重要なものだと気が付いた。
今の僕が最も快適と感じる都市のベース、それはブリスベンにある。話題の五郎丸選手が行くことになったスーパーラグビー・レッズの本拠地だ。
僕が感じたブリスベンの良い点と簡単な解説は以下のとおり。
- 英語圏:言わずもがな
- ほぼ1年中温暖:超快適、気分まで晴れやかになる
- 都市の中心地から空港まで電車で30分:すごく快適
- 食料品はもちろん、服やガジェットなど、必要なものが全て手に入る:街の栄え具合も現実的に「住む」となると外せない視点
- 中心部といくつかのモール以外に高い建物がほとんどない:空が広く感じ、開放感がある
「都市」と聞くと東京しかイメージ出来ず、東京のサイズ感しか体感として知らなかった僕は、オーストラリアに来てから、そのサイズ感の違いにびっくりした。こちらの都市の小ささというよりも、東京が超巨大都市連合であることを再確認した。
新宿・渋谷・六本木・池袋…1つ1つの街時代がこちらでいう都市レベルに感じられるし、人口を見ても、東京とオーストラリアの都市を比べると桁が1つ異なる。
東京は僕にとっては巨大すぎる街だったと実感したと同時に、ブリスベンに対しては「イイ感じにまとまっている」という印象を受けた。必要なものは全て売っているし(アップルストアもある!)、空港も近く、公共交通機関もしっかりとしている。広大な公園もあり、スタジアムもある。そしてなにより、ほぼ毎日晴天で気候が温暖というのも大きい。
僕にとって海がないのはプラスでもマイナスでもないけど、ゴールドコーストなどの海のある都市にも車で数時間。特段見るものがないので、観光には全く向かないけど、住むには最高だ。
ちなみにオーストラリアの他の都市はシドニー、メルボルン、パースがあるけど、どの都市もブリスベンと比べると冬が寒くなるので、僕が快適と感じるゾーンからは外れる。
以上をまとめると、英語圏、ほどいよいサイズ感、そして温暖な気候、その3つが現時点の僕が都市に求める条件。
ここまで御覧頂いて分かる通り、ブリスベン含めた東海岸側都市が今のところの海外拠点の第一候補。ただし、仕事のニーズなどを踏まえるとこれは変わってくるかもしれない。数年以内に他の都市もピックアップして下見にいかなくては。
・・・ということで、住む都市に求める条件についてでした。海外に住みたいと考えている人は、まずは自分がその都市に何を求めるのかを考えてみたらいいと思います。