人やモノや情報など、人の人生における出会いは、その人の持つ空気だったり、波動であったり、コンフォートゾーンであったり、要するにその人自身が持っているものに影響を受ける。
「見えないものをどこまで信じるか?」という話にもなってくるけど、僕はこういうキナ臭い話も好きだったりする。
でも、もし仮に波動などというものがあるのだとすれば、日本を出る前と出てからのこの数年、イイ感じに上がってきていると自分で分かる。
人生で向かうべき方向が分かったこと、師に出会えたこと、冴えない人たちから連絡が来なくなったこと、肉体的にも精神的にも過去にない安定感・・・様々なことから感じられる。
20歳の頃から、ひたすらに『ナニカ』を求め、その『ナニカ』が何かも分からず、地図もなく、向かうべき方向も分からず、とりあえず手当たり次第に歩んだり走ったりしてきた。その全部が全部間違っていたわけではないし、もちろん全部正解だったわけでもない。
それでも、10年ほどかかって、ようやくそれがカタチになりつつある。この期間が長いのか短いのかは分からない。紆余曲折はあったけど、人生という尺度では短いと言えるだろうし、いいオベンキョウの時間だったんだろうと今は思える。
前半戦はひたすらに外側の世界の結果を追い求め、目に見える成果は何も出なかったけど、その戦いの日々の中で内側の世界の存在に気づき、後半戦は外側の世界を保留しつつ、内側の世界を探った。
別に僕は哲学が好きなわけではないし、詳しくもない。ただただ純粋に自分の人生というものをひとりで、真摯に、真面目に、とにかく考え、行動を続けてきたときに、内と外の世界が調和した世界にたどり着いたという感じ。
スティーブ・ジョブズの点と線のスピーチは有名だけれど、本当に振り返ると見事なまでに全てが繋がっているのが面白い。必要なタイミングで必要な人や本と出会う。僕にとってのカリグラフィーや大学中退のような、1つ1つの小さな事件が今へと繋がっている。
気付けば、シュタイナー理論でいう7年周期の5週目に既に突入していた。
今周期は、なにが待ち伏せているのだろう。
今の僕が出会うべくして出会う人・モノ・情報、そして事件。
それらを通して、さらなる高みへ。
ワクワクが止まらない。