これまた、ポッドキャスト「石原明の経営のヒント+(プラス)|石原明.com」で知った1冊を読んだ。
タイトル通り「ローマ法王に米を食べさせた男」のお話。
ポッドキャスト内では、ANAの飛行機の中で紹介されてたって石原さんが話されてて、「あれは本になるな〜」って話されてたけど、その後、予言どおり、書籍化され、さらにドラマにもなってた。
元・福井県のスーパー公務員・高野誠鮮さんが、どうやって、過疎化してた集落を復活させてきたか、そのストーリーが1冊にまとめられている。
もう、これが、サイッコーに超面白い!!!
気軽に読みはじめたら止まらなくなってしまったww
この本に出てきた言葉で印象的だった・・・というか、高野さんを象徴するのが「可能性の無視は、最大の悪策である」という一言。
本を読めば分かるけど、Mr.行動力といっても過言ではない高野さん。
各国の大統領に手紙を書いたり、タイトル通り、ローマ法王にお米を食べてもらうようにアプローチしたりと、よくそんなことを思いつくな〜って思うし、思いついたことをよく実行したな〜ってホントに感心する。
いろいろなアイディアを、失敗するかどうかは無視して、できることをすべてやってきたことが書き記されてるんだけど、たしかに、普通の人というか、一般的な感覚だったらそこまでやるのか!?って思うくらいのことを高野さんはやってきてる。
なにより、冷静に考えると、これをやってきた高野さんが、成果を出そうが出すまいが、給与の変わらない公務員だったってことに気づいて、より一層驚く。
高野さんのアイディアはたしかに天才的だし、実際にそれを実行に移すっていうのも超人的な能力。
もし、この本がそのこと「だけ」を書いてあったのなら「は〜!とんでもない公務員がいるんだな〜」で終わるんだけど、個人的に嬉しかったのが、そんな高野さんも、しっかりと意図して行動してたっていうのが見えたことだった。
思いつくアイディアを、やみくもに次から次へとやってきたわけじゃなくて、歴史を踏まえたり、科学的な情報を有効活用したり、現状をしっかり分析してたり・・・
っていう、理論的なこともしっかりやった上で、行動していたってことがわかったのが、今の自分にとっては、すごくいい気付きになった。
行動する前の行動(分析や根回し)の大切さを教えてもらった感じもあったし、それから、今の自分になにが足りないかにも気づかせてもらった。
「行動してるのに結果が出ない」
「結果を出すためにどうしたらいいか考えてる」
なーんて人にはピッタリの1冊。
読んだあとは、今すぐに行動したくなるほど、エネルギーが上がる。
純粋な読み物としても面白いので、ぜひ、読んでみてね。

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? (講談社+α新書)
- 作者: 高野誠鮮
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/23
- メディア: 新書
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