また経営関係の本を読了。
タリーズコーヒージャパン創業者の、松田公太さんによる、タリーズコーヒージャパン創業ヒストリー本。
日本の大学卒業後、銀行員として働き、その後、7千万円もの借金を背負ってタリーズコーヒーオープンへ・・・と話は進んでいく。
タリーズの創業の話以外にも、海外で育ってきた松田さんの背景やご家族について書いてあったり、松田さんの思考のベースとなる体験についても、いろいろと記されている。
ただ、メインはやっぱり創業のお話。
「仕事に大切なのは情熱だ」と本の中に出てくるその言葉の通り、松田さん自身が、創業してから、というか、創業前から起こるいろいろな問題を、持ち前の情熱と行動力でもって、次々と乗り越えていくストーリーには思わず興奮してしまう。
つい先日、過疎を復活させた本の感想も書いたけど、今回の1冊もまた、実際に現実に起きたお話っていうのが信じられないくらい、まるで小説の世界のように、面白かった。
高野誠鮮さん、松田公太さん、お二人に共通したのは、猛烈な情熱。
やっぱ、なにかしら「物事を成す」には、その前提として情熱がベースにあるものなんだろうね。
それから、こういう本を読んでると「経営って次々といろんな問題が起きてくるな〜」って感じるけど、そういった問題を問題として捉えずに楽しめるってのも、経営者として大切な資質の1つなんだろうな。
あと、今回の1冊で個人的にグッときた言葉は
「給料の5倍の利益を上げよう」
っていうフレーズ。
松田さんは銀行員時代からこう思って一生懸命働いてきたそうで、その思いがあったからこそ、人一倍成長し、昇進し、経営者としても通用するスキルを磨くことにも繋がったんだろうって思う。
会社のために行動することが、自分の成長にも繋がるって、めっちゃシンプルでいいし、俺も、ここは、素直に見習って行こうって思った。
いろいろな学びもある、ドラマティックな創業ヒストリー、面白いのでぜひ。