「本当に自分の好きなものにお金を使うと、お金は増える」ってよく言われる。
この「自分の好きなものに使う」っていう言葉がなかなか曲者で、最初は感覚的に捉えることが難しい。
俺みたく、頭でっかちな人ほど「なにが好きなのか、わからん!」ってなっちゃうんだよね。
この感覚を掴む一環として「お金持ちが使うようなお金の使い方をする」っていうのがある。
高級ホテルで食事をしたり、グリーン車に乗ったりとかっていうね。
んで、じゃあ、このお金持ちが使うようなお金の使い方をしつづければお金が入ってくるかっていうと、そういう人もいるけど、大多数はそうはならないと思ってて。
なんでかっていうと、そういうお金持ち的な使い方をするっていう経験をすることは大切なんだけど、もっと大切なこととしては、その経験を通して、自分がどう感じるかっていうことだからなんだよね。
試しにそういう使い方をしてみて、すごくテンションが上がって、楽しくって、金額以上に価値を感じて「またやりたい!!」ってなるのか、逆に、使ってみてもピンと来なくて「もういいかな」って感じるのか。
で、この感覚の差って、ほんと人それぞれだから、高級ホテルの朝食でめちゃめちゃテンションが上がって、朝から最高に幸せな気分になるって人もいれば、別に吉野家で十分って人もいる。
いろいろな使い方をしてみる中で、自分の気分の変化を観察してみて、自分がどういうことにお金を使うと上がるのかを知ることが第一歩。
そして、金額以上に価値の感じる、心から嬉しいとか幸せを感じられる使い方をして、そう感じないものはできるだけ減らしていけばいい。
竹田和平さんとか、人からみたら同じように見える作務衣を何十着も持ってたっていう話を聞いたことがあるけど、それが和平さんにとって、めっちゃ幸せを感じる使い方だったんだろうね。
お金って、ポジティブにもネガティブにも捉えられる不思議な道具だけど、この数年、自分の使い方を意識して変えてくる中で感じたこととしては、「お金は使う修行と使わない修行、両方がある」ってこと。
使う修行っていうのは、自分が本当に好きなものとか、やりたいってことに対しては、躊躇せずに使うっていう修行。
俺の例でいうと、武田双雲さんとか、本田こーちゃん、心屋さん、さとうみつろうさんとか、お金払ってでも会いたいって思った人に会いに行ったり、ラグビーの試合を見たり、自分の好きなものには躊躇せずに使うってこと。
「なんだ、簡単じゃん!」って言葉だけ見てると感じるんだけど、今まで好きなものにお金を使ってこなかった人ほど、好きなものに躊躇なく使うって無意識で恐怖を感じてて、ブロックをかけてたりする。
俺も、ラグビーの試合のチケットをとるのは、最初はめちゃめちゃ怖かったww
これでいうと、最近ハマっている石原明さんには早く会いに行かねばとも思っている。
んで、使わない修行っていうのは、自分が興味ないものとか、価値を感じていないものに対しては、一切使わないっていうこと。
これは、俺でいうと、余計な外食をしないとか、買い食いをしないとかってこと。
ついつい、惰性で使いそうになる場面があったりするんだけど、本当に自分の気分が上がるかな?って考えて使うようにしている。
人から見て「いいな〜」って羨ましがられる使い方をすることが、本当に自分のためになるかどうかはわからないし、高いものが必ずしもいいってわけじゃないから、注意が必要。
何度も言うように、自分がどう感じるかが大切。
特に臨時収入があったときは、この使わない修行をしっかりと意識する場面で
「本当に必要かな?」
「本当に自分の気分を上げるかな?」
「金額以上に価値を感じるかな?」
とか自分に聞いて、確認しながら俺は使うようにしてる。
・・・んで、お金がある、ないっていう現象に左右されていると、いつまで経ってもその現象は起こりつづける。
なぜかっていうと、お金の「ある・ない」の本質ってお金自体にはなくて、本当の本質は、「自分を大切にしてるかどうか」だから。
で、その本質が使い方に出るっていうだけ。
だからこそ、自分の感覚を磨きながら、お金の使い方を磨けば、自分を大切にすることに繋がるから、お金は増えていく。
お金がないときってなにがいいかっていうと、使えるお金が少ない分、このトレーニングをみっちり積むことができる。
で、正しいトレーニングを積んでいけば、自分を大切にすることに繋がるからどんどん増えていくし、間違ったことをやっていたら、現実は変わっていかない。
もし、1年前と収入の状況が変わっていなくて、それを不満に思っていたら、自分のお金の使い方を見直してみるといい。
まずは、自分が本当に大切と感じるものに使っているかどうかをチェックしてみて、自分が自分を大切に扱っているかどうかを見てみよう。
それをはじめることで、一歩ずつ状況は変わっていくから、お楽しみに。