なんでも1度は自分でやってみるって大切。
苦手って感じてるようなこととか、やったことないこととか、なんでもそう。
はっきりと「自分には苦手だ」ってわかれば、人にお願いするときも感謝の気持ちが自然と溢れ出てくる、いい状態でお願いすることができるし、外注するときなんかも値段の感覚も掴むことができる。
なんでそんなことを感じたかっていうと、俺って、妻の影響もあって、最近、パンが好きになってきててね。
「どうせだったら安心して食べられるパンがいい」って思って、できるだけ、在来種、無農薬、石臼挽きといった安心して食べられる小麦粉を使ったパンを選ぶようにしてる。
ほんで、そういうこだわったパンって、当然だけど、一般的なスーパーで売ってるような大量生産されてるものとは違って、手のひらサイズの小さなものでも1コ数百円とかふつーにする
ま、お高いわけね。
で、「だったら自分で作っちゃえばいいじゃん!」ってなって、良質な小麦粉やイーストなどとかを手に入れて、やってみたんだけど・・・まー時間のかかること!!
パンを焼いたことのある人にはわかると思うんだけど、材料を計測して、混ぜて、こねて、1次発酵して、ガス抜きして、成形して、2次発酵して、焼いて・・・って、たった1コのパンを焼くのに、3時間くらいかかるのね。
で、こうやって実際にやってみて
・時間はかかるけど、自分でも作ることができる
・味はそこそこのものができる
・本当に安心して食べられるものが作れる
・1度に数種類作ることは難しい
っていうようなこととかが分かったし、なにより感じたことは
・売ってるものは、ほんとめっちゃ安い
ってこと。
確かに材料に経費かけて、手間暇かけて作ったものって考えると、値段の正当性がよーくわかったし、むしろ、あの値段で売ってくれてありがたいなとも感じた。
食卓に並ぶものとかって、スーパーに行ってお金を払えば手に入るから、手に入ること自体が当たり前になっちゃってるけど、ほんとはスゴイことだよね。
海に行って魚をとってきて、さばくのも大変だし、野菜を1から育てて収穫するのも、ホント大変なこと。
それをお金を払うだけで、いただけるって本当にありがたい。
そんな風に、パン作りをはじめてやってみたことで、改めて目の前にある現実のすごさ、ありがたさを感じたね。
ぜひ、あなたも、食事のとき、今目の前にある食べ物の、あなたの目の前まで現れる流れを想像してみてね。
きっと、今までの食事とは、ちょっと違って見えて、ちょっと違って味わえるからね。