すでにNumberPLUSの本自体を買って読んだけど、それを補完するような記事が上がってきて、一瞬で読んでしまったけど、めっちゃ味わい深かった。
個人的に記事中でグッと来たのが、屈強なラガーマンをして、地獄と言わしめる宮崎合宿を振り返って「楽しい時間でしたか?」と聞かれたときの返し。
「いや楽しくないですね、まあこれは僕個人の主観なんですけど、楽しい楽しくないでラグビーやってないんですよ。ラグビーは自分の生活するための仕事です。そこで評価を得られなかったら自分は仕事を失うわけです。
しかもその頂点の日本代表、そこでポジションを争っているわけですよ。だから楽しい楽しくないとかではなく、これが自分の仕事なんだから、やるべきことはやらなければいけない、そんな使命感みたいなものがあるんです」
仕事は楽しいほうがいい。
それはそう思う。
でも、楽しいだけ、それだけの世界じゃないっていうことも現実にある。
稲垣選手は「使命感」という、とても強い言葉で示しているけど「仕事に関わるプロフェッショナルとして、やるべきことをやる」ということの大切さを、改めて気付かされた感じ。
もちろん、今の仕事を無責任にやってるわけじゃないけど、じゃあ、できることを全部やってるの?って聞かれると、素直に「ハイ!」とは言えない自分もいる。
365日、すべての時間を100%でやることはできないかもしれない。
でも、限られた期間、自分で期限を決めて、その中で全力を尽くしてみるっていうのはいいと思う。
「頑張る」のもいいし「頑張らない」のもいい。
自分がどんな存在になりたいのか、どんな人生にしたいのか、そのために今何ができて、なにをしたいのか?
目的と目標を決めて、行動する。
楽しい、楽しくないを超えた、自分の人生に全力で取り組むことの大切さを教えられた気がする。