普段の仕事では、当然、体を壊してくる人を相手に仕事をしているんだけど、意識的に「治そう」としないことを心がけている。
というのも「治そう」っていう意識自体、現状の否定なわけで。
現状、調子が悪いという現実があったとしても、体さんとしては、一生懸命に治してくれている最中だったりする。
だから、俺が治そう治そうとすればするほど、体さんからしたら「いやいやいや、ずっと俺、やってるしw邪魔すんなよ」って反感を買いかねない。
これは、なにも、普段の俺の仕事の話だけじゃない。
例えば、自分が一生懸命やってきた仕事に対して、どれだけ良かれと思ってたとしても、他人がいきなりそのやり方を変えようとしてきたり、今までのやり方を否定してきたりしたら、マジでうっとおしいもんね。
そんなわけで、普段は、その人の体の力が最大限に発揮するにはどうしたらいいかな〜くらいに考えている。
もちろん、よくなってほしいていう気持ちは、ベースにあるんだけどね。
人間自身が持っている「治癒力」っていう偉大な力に対して、どこまで他人の力が介入できるのかっていうと、正直まだよくわからないけど、1%でもお手伝いができれば成功。
・・・で、この話で何が言いたいかっていうと、タイトルの通り、現状を肯定しようってこと。
さっき書いたけど「治そう」っていう意識っていうのは、現状の否定なんだよね。
ただ、これって、俺の仕事だけじゃなく、すべてのことに言える話で。
現状を否定して、ないもの探しをするより、現状を肯定して、あるもの探しをしたほうがいい。
体の話でいうと、腰が痛い人でも、腕は動くし、肩が痛い人でも、歩くことはできる。
ただ、普通は、そこに目が行かないし、99%健康でも、1%の不健康なところを探しては、自分自身を病気や病人扱いしてしまうような人もいたりする。
このダメなとこ探しっていうのは、考え方の癖の1つだから、意識していけば変えられる。
今までの習慣で、ダメなとこを無意識でしてしまうのだから、意識して行けば変えられる。
ダメな自分を許して、頑張ってる自分を認めるのもそうだよね。
現状の自分自身を否定されて喜ぶ人っていなくて、誰しも、認めて欲しがってる。
まずは、今の自分自身を肯定していこう。