2020年5冊目。
土井英司さんの「人生の勝率の高め方」の末尾で紹介されていた1冊を読了。
翻訳本によくある、いかにも無理やり訳した読みづらい日本語ではなく、翻訳本と分かる文章だけど、とても読みやすい。
タイトル通り、30通の手紙を通しての、父から息子へのアドバイスが書かれていて、その内容は、教育、結婚、経営、人生の幸福、友情、健康など、多岐に渡る。
いかにも父親が、息子に対して、偉そうに書いた手紙ではなく、常に息子に対するリスペクトがあり、偉人たちの名言を絡めながら、的確なアドバイスもしつつ、元が英語の本らしい、ウィットに富んだ表現も含まれていて、時折、ニヤッとさせられる。
読了後に感じたのは、この本は父から息子への究極のラブレターだなってこと。
まだ、俺には子どもはいないけど、著者のように、こんな風に必要なときに必要なアドバイスをできる親になりたいと思ったし、そのために、俺はいろいろと勉強しつつ、経験をしてるのかも?なんて感じたりもした。
あとは、自分の父親にも、ちょっと突っ込んで話を聞いてみたくなった。
実の父からこの本のようなアドバイスをもらった記憶はないけど、今度会ったときには、彼の人生訓を聞いてみようと思う。
もしかしたら、父なりの、息子に伝えたいことを聞くことができるかもしれない。