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【感想】古代への情熱

2020年7冊目。

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土井英司さんの「人生の勝率の高め方」の本の紹介ページで、1番最初に紹介されている本。

 

幼いときに聞いたギリシャ神話をもとに発掘して、本当にトロイア文明を見つけてしまったという話は聞いたことがあるって人は多いと思う。

 

まさに、その「情熱で、神話を現実と証明した男・シュリーマン」のお話。

 

なんだけど、正直に言って、俺にとってはめっちゃ読みづらい本だった。

 

・・・っていうのも、海外の土地や人名といった、普段聞かないカタカナの固有名詞と、翻訳のときにしか使われないような日本語の組み合わせで描写されているシーンが多い。

 

内容がイメージとして、全然頭には入ってこなくて、読みすすめるのに、すっげー時間がかかった。。。

 

ただ、その読みづらさを差し引いても、読む価値のある1冊。

 

彼が、その功績として認められる、発掘以前に、まず、自分を高め、時流に乗って、実業家として成功し、必要な財を成してから、夢の実現へと向かっていったという、まるで小説のような実話には、心を打たれる。

 

そして、彼の発掘という歴史的偉業も、彼自身の力のみで行われたわけじゃなく、多くの人たちのサポートがあったということが細かく描かれていたのも、よかった。

 

さらに、世界に成功者として認められた後も、学会などからいろいろな批判を浴び、その人たちと戦いつづけてきたというのも、今まで全く持っていなかった、非常に人間らしい、シュリーマン像も見えたっていう面白さもあり。

 

それから、生涯で18カ国語も習得したという、彼の努力…というか、それが心底楽しかったからやっていただけなんだろうけど、人のwant toのパワーのすごさも感じさせられた。

 

なにより、1番印象に残ってるのは、幼いときの貧しかった生活から実業家として成功するまでが、びっくりするくらい、めちゃめちゃあっさりと書かれてたこと。

 

彼の人生にとって、人生前半の経済的な基盤を作った部分は、前菜にすぎないんだろうね。

 

「経済的な成功なんて宿題は早く終わらせて、本当にやりたいことを早くやろうぜ!」

 

「情熱もってやれることを早くみつけて、人生を楽しくしていこう!」

 

って、本を通して、シュリーマンに言われているような気がした。

古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)

古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)